皆さんこんにちは。K.G.M.C.広報担当のWです。
新入生の皆さま、國學院大學へのご入学、まことにおめでとうございます。
今後は当会の活動について、X(旧Twitter)アカウントだけでなく、こちらのブログでもお伝えしてまいりますので、ぜひぜひご覧ください。
さて、今回はK.G.M.C.について、ちょこっとだけ詳しくお伝えいたします。
https://x.com/KGMC_PR/status/1757509952090845539?s=20
ポストでは「ウォーヘクスゲームを通して、歴史・戦史への理解を深める活動」と書かせていただきましたが、そもそもウォーへクスゲームとはいったい何か、ご存じない方も多いと存じます。
ウォーへクスゲームとは何か。簡単に述べるとウォーゲームの一区分です。
そしてウォーゲーム、あるいはウォーシミュレーションゲームのルーツは、プロイセンで行われた兵棋演習(実際の兵士や兵器を用いない、盤上で行われる演習)といわれています。
当時の兵棋演習といえば、現在も盛んにプレイされるチェスのルールを流用したものが一般的でした。しかし、複雑化する近代戦争に、古典的なチェスのルールを当てはめることは次第に難しくなっていました。
そのような背景で、19世紀にプロイセンで生まれたのが「クリークシュピール」です。「クリークシュピール」とそれまでの兵棋演習との最大の差異はダイス振りによる「乱数」の導入という点にあります。戦場、とりわけ戦闘における不確実性を再現(=シミュレーション)した「クリークシュピール」はプロイセン軍内で広く普及し、のちに各国軍でも活用されるようになりました。
ダイス振りを加えた兵棋演習は、その後第一次・第二次世界大戦でも活用され、現代にいたるまで各国軍の訓練に取り入れられています。
一方、1954年にはアメリカで「Tactics」が発売され、以降ウォーゲームはそれまでの軍隊から民間へと、演習から娯楽へと形を変え広く普及するようになりました。
日本でも1970年代ごろから大手玩具メーカーがウォーゲームの開発・販売に乗り出し、多くのファンを獲得しました。現在当会でプレイされているゲームもこの時代に発売されたものや、それをリメイクしたものが多くあります。
そしてウォーゲームの中でも、六角形の均質なマス目(へクス)が描かれたマップを用いてプレイされるのがウォーへクスゲームです。当会ではこのウォーへクスゲームをプレイしています。
例えばこちらは「アラスの反撃(Counterattack at ARRAS)」というゲーム。マップの左側から脱出を試みるドイツ軍(画像右下のユニット)と、それを防ごうとする英仏軍(マップ上部のユニット)が都市アラスの周辺で衝突します。
この小さなゲーム一つをとっても、詳しいプレイ方法や元になった1940年のアラスの戦いなど、書きたいことはたくさんあるのですが、ブログの記事がかな~り長くなってしまうので……詳細は直接、新歓会場でお伝えできればと思います!
さて、K.G.M.C.の取り扱うウォーへクスゲームについて、少しでもご理解いただけたでしょうか。
当記事を読んで少しでも活動に関心が生まれた方、以前からボードゲームやミリタリーの話題に興味があった方、4月から始まる新歓で、K.G.M.C.のブースにぜひ足をお運びください!お待ちしています。
また、当ブログでは今後もK.G.M.C.の活動内容についてお伝えしてまいりますので、どうぞご覧ください。
それでは、お付き合いいただきありがとうございました。今回はこのあたりで。