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國學院大學シミュレーションゲーム研究会 K.G.M.C.     連絡先kgmc.mail.for.twitter○gmail.com       (○に@を代入してください)


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『赤の矛先〜西ドイツ東部突破作戦198X年』

注意・これは2017年11月4日に若木祭サークル活動として行われた『Flame of War チームヤンキー出動』のゲームプレイレポートです。

ワルシャワの攻勢が始まってからというもの、その戦果は上々であったが、ここに来て敵の防衛戦も強固になってきていた。そして今日、ある地点で突破作戦が行われることとなり、私は作戦指導に赴いた。【前日は引き分けながら、ワルシャワ陣営の勝利は近かった】

敵は戦場を斜めに塞ぐようにして前線を引き、その姿は我々を包む膜のようである。それもそのはず、その膜の先には我々の目指す敵反攻拠点が存在していたからだ。【「突破」シナリオでは、戦場を十字に4等分し、対角位置の2地域に防衛側が布陣、残り2地域の内1地域に攻撃側が配置する。攻撃目標は攻撃側配置位置と対角の地域に置かれる】

戦力の集中運用が可能な利点を活かし、敵軍左翼を主戦場と定めたものの、攻勢の安定には必要な作業があった。敵対空火器の破壊である。敵軍右翼後方に配置された対空ミサイルは、長大な射程によって友軍航空戦力の運用を固く拒んでいた。そこで、早々にこれら敵火力を破壊する策が立てられた。

この攻撃は、自走砲とヘリコプターの共同によって行われ、ヘリコプター4部隊中1部隊が壊滅するなど軽視はできない被害を出しながらも、予定通り敵対空ミサイル2個小隊を壊滅させた。

その後も陸空共同の戦術は、敵観測車両や敵戦車を撃破していたが、徐々にその矛先は鈍っていた。我らが誇るBMP-2装甲車部隊が3個中2個撃破されるなど、その兆候はあったのだが、後々になって響いてきたというわけだ。そして、敵に増援が加わるという展開が、我が軍にとって痛手となった。【両陣営は「増援」や「遅延予備」と呼ばれる、遅れて展開する部隊を持つ】

敵の増援である戦車部隊2つは、敵左翼を強化。これに対戦車ミサイルによる正確無比の射撃が加わり、いよいよ主力の各戦車部隊にも重大な被害が出てきた。

ここで、友軍の予備部隊が敵の後背に展開した。【攻撃側遅延予備は対角の地域後方に展開できる】

彼らは歩兵2個部隊と戦車1個部隊で編成されていたが、敵はこれに対し装甲車部隊と歩兵部隊、更に増援の米英戦車部隊で迎え撃ってきた。強力な敵部隊に勇敢にも立ち向かい、突撃作戦も敢行した友軍部隊であったが、歩兵は半減し、戦車部隊も半壊の被害を受けてしまったのである。

もはや、一気攻勢の構えで挑むしかあるまい。そう腹を決めた前線司令官の意見に私も同意せざるを得なかった。なんといっても、作戦中止時間が迫っていたのである。【この時点で学園祭の終了時間からの逆算が可能になり、反転攻勢が妥当と考えられた】

そして、反転攻勢の結果、我が軍は甚大な被害を被り、敵拠点の奪取に失敗した。この作戦しっぱいは、ワルシャワ条約機構の解放の歩に、陰を落とすものになるのだろうか…

by kgmc_blog | 2017-11-04 16:56 | 特別活動 | Comments(0)