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2010年下半期の活動から

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前ブログ担当が就職活動に突入してしまったため、随分とタイムラグの空いた活動報告となってしまい、お恥ずかしい限りです。今回は、記事にすることも出来ず溜まりに溜まった昨年中の写真から、一部をピックアップしてご紹介します。

『レッド・ドラゴン・ライジング(CMJ)』
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色々とキナ臭い周辺情勢を反映…したのかは分かりませんが、比較的手軽な規模のゲームということもあって割と頻繁にプレイされている作品です。以前にもご紹介しました通り、軍事的膨張を続ける中国による列島線突破(=アメリカのシーパワーに対する挑戦)の可能性をシミュレートした本作。鮮やかに南沙諸島を手中に収めた一方で、フィリピン上陸作戦を矢継ぎ早に打ち出した中国が東アジアの覇権を握るかと思われましたが、中国の“おいた”にしびれを切らし参戦したイギリス及びタイ王国海軍のS/VTOL空母(インヴィンシブル級とチャクリ・ナルエベト級ですね)機動部隊が南シナ海方面に展開する中国艦隊を殲滅し、南沙諸島の支配を奪還。そして、他地域からの空母打撃群・遠征打撃群の来援により格段に強化された極東米軍が台湾侵攻の主戦力に大打撃を与え、結果的に中国の海洋進出を頓挫させたアメリカ側プレイヤーが、今回の勝者となりました。

『湾岸戦争(STR)』
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中東各国の指導者となって、中東地域における絶対的な権威を確立することを目指すマルチゲームです。権威の確立って何をするの?と疑問に思われるかもしれませんが、具体的には軍事力を強化して自国領土を拡大したり、軍事強国イスラエルにちょっかいを出したり、核開発(⇒核兵器開発)をしたり、といった手段を通じて自国のプレゼンス拡大を図っていくこととなります。もちろんその資金源は、産出される原油の売上、域外大国(米ソ)からの“おこづかい”の他、世界のATMこと日本からの支援も含まれています。皮肉なものですね。ちなみにどこかで見たような顔・名字の方が沢山登場しますが(フセインとかホメイニとか)、微妙に違う名前になっているので間違ってもご本人達ではありません。

『Duel in the Dark(Z-MAN)』
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スツーカ乗りのルーデルに、化け物じみた撃墜記録を持つハルトマンやマルセイユ。そんな名だたるエース達を擁するドイツ空軍 ルフトヴァッフェの中では若干マイナーな、しかしドイツ本土防衛という極めて重要な任務を帯びた夜間戦闘航空団(NJG)の死闘を描いたのが本作、暗闇の決闘(邦題)です。第二次世界大戦後期に、連合軍の戦略爆撃に対する対抗手段として、ドイツ空軍将校ヨーゼフ・カムフーバーによって構築されたレーダー管制による多層・複合的な防空網(通称 カムフーバー・ライン)は、今日の防空システムの原型として位置づけられており、本作はその夜間防空戦の特色を余す事無く伝えています。今回はドイツ中部の都市カッセルを空襲した連合軍に対し、機先を制して夜間戦闘機を用い効果的な迎撃を行ったドイツ軍プレイヤーが勝利しました。

『ばるば★ろっさ(AG)』
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俗にドミニオン・システムとも呼ばれるデッキ型カードゲームの新作です。場に出ている部隊カードからデッキを構築し、山札(都市)を陥落させていく、というのが大まかなゲームの流れとなっています。タイトルが示している通り、本作のテーマはバルバロッサ作戦(独ソ戦)。構築した戦力を用いて、モスクワ攻略を目指します。しかしこのカードの絵柄は…いえ、限定版の『BARBAROSSA』を買えばいいだけの話ですね。近頃、同システムを用いたアフリカ戦線バージョン『える★あらめいん』が発売されました。

『AXIS & ALLIES MINIATURES(AH)』
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こちらのブログでは、既にお馴染みのコレクタブルミニチュアゲーム。シナリオのロケーションを聞き損ねてしまったのですが、パンターやT-34(詳細は存じ上げません)やSd.Kfz251が確認できますね。全くの余談ですが、機動力に大きく差がある戦車・機械化部隊と歩兵戦力とを連携行動させるのは、なかなか難しいようです。

『Diplomacy(WoC)』
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唐突ですが、皆さんはNHKの「坂の上の雲」をご覧になりましたか?かく言う自分は、竹中直人演ずる小村寿太郎が巡洋艦 千歳の艦内で、ラッキョウを摘みながら“帝国主義とは何ぞや”と秋山真之に語るシーンが大好きで…。まぁそんな余談はさておき、そんなヨーロッパ列強の帝国主義が幅を利かせていた第一次世界大戦前夜の『外交』を体感できるのが本作です。このゲームはディプロマシー(外交)のタイトル通り、欧州列強7カ国を担当するプレイヤーが策略・駆け引きを通じてヨーロッパの覇権を争う、というもので、マルチボードゲームの20世紀最高傑作とも言われています。本作は、同時代を扱ったパックス・ブリタニカと比べると複雑な行政処理も植民地統治の手間も無いため、ゲームの要素・面白さはその交渉プロセスに収斂されていると言えるでしょう(そのシンプルさが登場から半世紀以上を経てなお、本作が支持されている所以かもしれません)。欧州の重要拠点過半数を確保、という勝利条件の難しさ故か、プレイヤー勝利によるゲーム終了はいまだ経験せずじまいですが、いずれまた時間をとってプレイしたいものです。

随分と溜め込んでいたためか、記事も少々長くなってしまいました。就活の本格化を控えている前ブログ担当こと私がこれからも記事を書けるかは怪しいところですが、また機会を見て活動の様子をお伝えさせて頂こうと思います。ひとまず「また会いましょう」。
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by kgmc_blog | 2011-01-05 00:25 | 通常活動